音楽の力。

1917年―1919年板東(日本)におけるドイツ捕虜収容所の文化的生活
ベートーヴェン・ハウス ボン 特別展示会

板東のバラック式収容所

1918年8月に久留米から移送された90人の捕虜たちのために、板東収容所の"案内?も印刷された。
広げてある地図は収容所の道順で、数字が書かれた建物の説明がついている案内書である。
南西には、捕虜たちが手仕事で作った品物や食料品、嗜好品等、各種の違ったものを売る小屋が建ち並ぶ(タパウタウ地区、青島の商店街の名前からつけたもの)一角があった。
板東(日本)捕虜収容所案内
案内には、収容所の音楽グループや演劇の演目等が載っていて各々45人編成の徳島オーケストラとエンゲル・オーケストラ、2組の吹奏楽団と各々60人編成の2組の合唱団があった。
収容所内音楽パビリオンでの徳島オーケストラと指揮者ヘルマン・リヒャルト・ハンセン
パウル・エンゲルとオーケストラ
M・A・K(膠州水兵砲兵隊)吹奏楽団と指揮者ヘルマン・リヒャルト・ハンセン
シュルツ吹奏楽団
徳島オーケストラと合唱団 ヘルマン・リヒャルト・ハンセン