音楽の力。

1917年―1919年板東(日本)におけるドイツ捕虜収容所の文化的生活
ベートーヴェン・ハウス ボン 特別展示会

板東のバラック式収容所

板東の劇場

レッシング作"ミンナ・フォン・バルンヘルム"のプログラムには、日本の収容所当局からの拍手禁止令が指示されている。カルデロンの哲学劇『人生は夢』では、詳しい解説テキストが出された。

1917年11月 『ミンナ・フォン・バルンヘルム』上演
1918年5月 パドロ・カルデロン・デ・ラ・バルカの『人夢』 上演

詩人であるエルネスト・フォン・ヴェルデンブルッフの劇も上演されたが、彼は1891年ベートーヴェン・ハウスの開館式に際して、詩を書いた人でもある。1893年5月 ボン市の偉大な息子の生誕の家を記念館とする開館式の式典で読まれ、“彼の名を呼ぶために来たのではない。/すべての人々は偉大な彼の名を知っている/私はすべての人々に教授するために来たのである/彼を一途な愛で愛することを。” と結んでいる。

1918年2月 『ラーベンシュタイナリン』上演
ベートーヴェン・ハウス開館式でのヴィルデンブルックの詩『ベートーヴェンの家』