音楽の力。

1917年―1919年板東(日本)におけるドイツ捕虜収容所の文化的生活
ベートーヴェン・ハウス ボン 特別展示会

丸亀の寺社内の仮設捕虜収容所

約4,700人の運送可能な捕虜(その中には400人の"エリザベス女帝"号の優れたオーストリア・ハンガリー人乗組員が含まれている)が3隻の貨物船で各々3~4日の航海で日本に送られた。皆、戦争はそれ程長くは続かないであろうと考えていたので、捕虜たちは仮収容所として公共の施設や寺社の建物に宿泊させられた。その寺社の1つが丸亀にあり、他の2つは松山と徳島にあった。
3箇所の収容所の地図
写真はその寺院と伝統的な日本の畳の部屋(寝室、居間、食事をする部屋、各々を
1つの部屋で行う)である。
寺社敷地内の展望
日中の丸亀寺社収容所
夜の睡眠時:床の上に敷かれた畳の上に寝る。また、家具は天井まで引き上げられた。
捕虜たちは働く必要がなかったので、身体的、精神的な活動をすることができた。 ヴァイオリニストであるパウル・エンゲル指揮の丸亀楽団の演奏会や、室内楽の夕べ等の催しがあった。
丸亀 寺社収容所での運動会
ヴァイオリニストであるパウル・エンゲル指揮の丸亀楽団