音楽の力。

1917年―1919年板東(日本)におけるドイツ捕虜収容所の文化的生活
ベートーヴェン・ハウス ボン 特別展示会

板東のバラック式収容所

捕虜収容所での展示会

1918年3月 日本語でも印刷された"美術工芸展覧会"のカタログ
板東役場は、この展覧会に公会堂とその周りの広場を提供した。捕虜たちは450点以上の展示品を出展し、そのほとんどは買ったり、追加注文をすることができた。
"絵画芸術"の部門では200点以上のパステル画、木炭画、ペン画、水彩画と数点の油絵が展示された。"手工芸"の部門では、船の模型、子供用玩具、食料品、楽器(7品展示)やハインリヒ・ティースの趣味であった動物の剥製コレクション、植物標本等、11の部門に分類された。
"植物と種子コレクション” 一部ハインリヒ・ティースのものもある。
徳島の地域展覧会での"ドイツ・コーナー”
この展示会は大きな反響を呼び、19名の通訳が50,000人以上の来場者を案内し、その中には学校のクラス単位での来場もあった。
日本人生徒の収容所訪問
似の島の展覧会カタログや久留米の葉書からも、その他の収容所でも同様な展覧会が催されたことがわかる。 葉書は特別に収容所印刷所で印刷され、文章入りのスタンプが押されて検問を単純化し、届くまでの所要時間の縮小に役立てた。
"1918年 久留米工芸織物展覧会"
"Art and Craft Exhibition", Bando